子育て世代のリモートワーカーである僕は圧倒的に家にいる時間が長いです。
平日に外に出るのは保育園とランチタイムの散歩だけで、土日もどちらか一方はほとんど家で過ごしているので、一週間のうちだいたい9割くらいの時間は家にいます。
そんな生活がしばらく続くと、「できれば家の環境をよりよく快適なものにしたい」という思いが芽生えてくるのは自然な成り行きでした。家にいればあまりお金もかからないので、ある意味節約のためにも、できるだけここに居たいと思えるような環境を作りたいという意図もあったかもしれません。
そうして考えた結果、ここ半年くらい「毎月少しずつ住環境をアップデートする」という取り組みを個人的におこなっています。
例えばここ数ヶ月の実績でいうと、
- 2023年4月:作業部屋のカーテンを新調する
- 2023年5月:作業部屋の照明(シーリングライト、デスクライト)を新調する
- 2023年6月:リビング用に自動開閉式ゴミ箱を導入する
- 2023年7月:10年使ったドライヤーを新調する
- 2023年8月:作業部屋にエアコンを取り付ける、ちゃんとしたPC用スピーカーを導入する
...といった具合に、主に作業部屋を中心に住環境をアップデートしてきました。すでにあるものを新調することもあれば、日々のストレスを解消するものや便利グッズまで、内容は問いません。
予算も特に気にしていません。だいたい5,000円 ~ 100,000円くらいでしょうか。最近の大きい出費だとエアコンの増設で100,000円くらい使いました。「少しずつ」というのが肝なので、あまり一気に変えることはなく、毎月1つや2つくらいをアップデートしているような感じです。
縛りを設けることが面白い
別に、こんなことをわざわざ考えなくても、大半の人がなんとなく日々住環境をアップデートしているものだと思います。壊れたら買い替えるし、不便だと思ったら新しく買うでしょう。
でもそこにあえて「1ヶ月に1つか2つ」という縛りを設けることで、「今月はこれにしよう」「来月はどうしようか?」など考えるのが楽しくなってくるんですよね。
小学生のとき、200円だけ握りしめて駄菓子屋へ行き、そのときのベストオーダーを考える楽しみに似ている気がします。
スナック系は1つでいい、コーラ系の甘いやつも1つ。ガムは長い時間楽しめるので1つは入れておきたい。友達とシェアできるものも1つは合ったほうがいい...。こんなことを考えながらお菓子を買うのが楽しみだったのですが、もしこれが、1万円札を渡されて、「どれでも、いくらでも買っていい」と言われていたら、急につまらなくなって萎えていたと思います。
枠を決めずに「住環境をアップデートする」と考えると、途方もなく感じてしまいますが、ざっくりとしたこれくらいの予算で、毎月1つか2つと言われると、急に想像力が働いて楽しくなってきます。こうした機微を狙って、毎月少しずつという縛りを設けています。
知人に、しんめいPという方がいるのですが、その方が、子供の頃に駄菓子屋に行くと両親に伝えると5,000円もらえて、それが虚しかったというインタビューでの話を思い出しました。
「本当は貧乏になりたくないですか?」東大卒・年収50万円男が語る“新・お金と幸福論”
今後もアップデートの予定はすでに立っていて、
- リビングに掛け時計を飾る
- 予約機能が壊れた炊飯器をさすがに買い換える
- テレビを壁掛けにする & 場合によっては買い替える
- 作業部屋のリモコン類をなんとか収納できるようにする
...というのを計画中です。文字を読むだけでわくわくしてきますね。
ちなみに、今年いろいろ買ってきたなかでのベストバイは、ぶっちぎりで作業部屋に取り付けたエアコンです。