shimotsu Blog

カスタマーエンジニアとしてmicroCMSに入社して3ヶ月が経った

カスタマーエンジニアとしてmicroCMSに入社して3ヶ月が経った

2023年1月頭にmicroCMSに入社し、3か月が経ちました。規定の試用期間は過ぎたので、これで晴れて正式に入社したと言っていい頃合いかと思い、いまこれを書いています。

2018年ごろからずっとリモートワーク主体で働いてきたので、その点ではあまり困ることはなかったのですが、職種を大きくに変えたという点と、初めて事業会社(≠クライアントワークがメイン事業の会社ではないという意味)で働くという点において、過去に経験がなくそういった意味でとても新鮮でした。

フロントエンドエンジニアからカスタマーエンジニアへ

前職ではフロントエンドエンジニアとして働いていましたが、microCMSではカスタマーエンジニア(正式には "Customer Reliability Engineer")として採用されることになりました。

カスタマーエンジニアは、ざっくり言うとプロダクトを使ってくださるお客様と対峙するポジションです。サービスの導入サポートをしたり、技術的な相談に応じたりすることで、お客様にサービスをよりよくお使いいただき、目的を達成してもらう(カスタマーサクセス)ために存在しています。

いまのところ、具体的には以下のような仕事に取り組んでいます。

  • サービスの導入を検討されているお客様との商談
  • 協業パートナーの獲得、商談や制作のサポート
  • 現在サービスをお使いいただいているお客様の技術サポート
  • お客様から日々いただくフィードバックを社内の各部署にシェアし、改善する
  • 社内外のドキュメント(サービスの公式ドキュメント、ヘルプサイト)の整備

フロントエンドエンジニアのときはほとんどずっとVSCodeの画面を見ていましたが、それが今はHubSpot(顧客管理のためのツール)に変わりました。また、商談という形でサービス自体を営業するという仕事も初めてですし、カスタマーサポートの業務も初めてです。

microCMSはヘッドレスCMSであり、そのサービスの特性上、お客様は基本的にIT系の会社/部署の方が多く、職種としてもエンジニアやディレクター、マーケターが多いです。

そのため、ヘッドレスCMS関連の技術的知見(特にWebフロントエンド周り)は必要で、業務の多くの場面でそれらが求められます。ですので、職種を変えたとはいえフロントエンドエンジニア時代に培った知識や、制作会社で働いていた側の人間としての経験が活きる場面は多く、その意味ではある種キャリアの延長線上にあるとも言えなくはなさそうです。

また僕は過去、Webの制作ディレクター/Web編集者/フロントエンドエンジニアと、いろんな職種をかいつまんでキャリアを形成してきましたが、カスタマーエンジニアはそれら全てのエッセンスが役に立つポジションだと実感しています。

microCMSの3つのバリュー

microCMSには「オープンでいよう」「誠実に振る舞おう」「大胆な変化を恐れない」という3つの行動指針があるのですが、まさにそれを体現したようなカルチャー、メンバーに囲まれていると実感しています。

ほとんどすべての会議の議事録はNotionで見られるようになっているし、みなが社内外のすべてのステークホルダーに対して誠実な姿勢だし、いつも大胆なチャレンジに取り組んでいます。

全員がMRRとかARRを当然のように確認できるようになっていて、SaaS企業なら当然なのかもしれませんが、最初は「おぉ、、すげ〜」と感動してました。

個人的にこれらのバリューは毎日の業務でも意識していて、例えばサポートのメッセージひとつとっても「これは、このお客様に対して誠実な対応と言えるかどうか?」と自問自答するようになりました。

「ちゃんと機能しているフレックスタイム制」と「アディショナル休暇」

個人的に、入社して感動したポイントは、規約として定められているフレックスタイム制がちゃんと機能していることと、有給を使い切った後も休みを申請できるアディショナル休暇制度です。

特にフレックスタイム制は昨今いろんな企業が福利厚生のために導入しているかと思いますが、中には実質時間固定で形骸化している例も少なくないと思います。

ですが、microCMSでは本当にメンバーのみなさんが15時台とかに退勤されていて、ちゃんとフレックスに働いていることに感動を覚えました。最初の1週間は、15時や16時頃に退勤される方が多く、「おぉ、大丈夫け?」とちょっと不安になったくらいです。

規定の有給を使い切った後にも有給を申請できるアディショナル休暇制度も、子育てをしながら働く自分にとってはとてもありがたい制度です。これで心置きなく、旅行のために年次有給を使うことができそうです。

ブログ、書いててよかった

フロントエンドエンジニアからのジョブチェンジになりますが、この転職のきっかけはこのブログ内の「フロントエンドエンジニアのキャリアパスを考える」というエントリでした。

microCMS の求人情報で知ったが、テクニカルセールスという役職も求められてきているらしい。たしか、高専時代に研究室にキーエンスの人が営業に来て、なにかのセンサの営業をしてくれたけど、多分ああいうイメージなんだろう。要は、商材にまつわる技術に明るく、顧客が抱える技術的な課題にまで踏み込んで最適な商品やプランを売るような人。

これは、技術的な知識が豊富にあることはもちろん、顧客のインサイトを探り、交渉していくという、ビジネス総合格闘技的なセンスが求められるだろう。たぶんこれができる人はどんな仕事もできると思う。

このエントリをたまたま読んでくださっていたmicroCMSの柴田さんにお声がけをいただき、転職する運びとなりました。

まさかそういうきっかけになるとは思いもせず、単純に今後のキャリアについて整理するために書いたエントリだったのですが、斜め上からパスを投げてくださった結果、今のような状況になりました。改めてブログを書いていてよかったなと思いますし、読んでくださっていた柴田さんにも感謝しています。

思えば、大なり小なり人生の転機はブログから始まっているものが多いような気がします。「発信するものに情報は集まる」といいますが、情報を得られる以外にも多くのメリットをブログから与えてもらっていると思いますね。

おわりに

まだ入社して3ヶ月が経った段階ですが、優秀で、頼りになって、人格的にも優れている周りのメンバーのみなさんのおかげで楽しく働けています。メンバーに感謝しつつ、いろいろチャレンジできたらいいなと思っています。

なお、弊社では現在バックエンドエンジニアを積極的に募集中です。興味のある方はぜひ!

© 2020 - 2025 shimotsu Powered by microcms Logo