子供と暮らし始めて1ヶ月が過ぎた。
2021年12月末に誕生し、それから育児休業を取っているが、里帰り出産やコロナの影響があって実際に自宅で一緒に暮らし始めたのは2月末であった。そこから約1ヶ月ちょっとが経った。
毎日何をしているのか
育児、家事、勉強をしている。朝起きて、子供と遊び、自分の勉強をして、昼食をとり、映画を観て、家事をし、子供を風呂に入れ、夕食を取り、子供を寝かしつけ、読書をする、という流れになっている。これで1日があっという間に終わる。加えて、たまに買い物や散歩をしたり、病院に行ったりしている。
夫婦2人で育児休業を取っているので、普通に子供の世話をして、家事をして生活サイクルを回していくのには、幸いなことにそこまで苦労していない。誰かが病気をしたり、イレギュラーなことがない限りほとんど問題はなさそう。
空いた時間には、Netflixで映画を観たり、メルカリやブックオフで買った本を読んだり、仕事にまつわる勉強をしたりしているので、そこまで暇だという感覚もない。
ほぼずっと自宅で過ごしていると単調なリズムになりがちなので、子供を昼寝させつつ、妻と2人で1日1本映画を観ている。映画を観るときに、すこし良い豆で1杯分ハンドドリップでコーヒーを淹れているが、これが毎日のささやかな楽しみになっている。
育休は「ポジティブな面の最大化」というより、「ネガティブの回避」の恩恵が大きい
育休を取ることによって「毎日子供と暮らせてハッピー!」というポジティブな面がたくさん享受できて嬉しいというより、どちらか一方が欠けていたら確実に相当しんどかっただろうな、というシチュエーションをほとんどすべて回避できるという恩恵の方が遥かに大きいと感じている。
僕らは近くに子育てで頼れる親族がいないので、特にその意味合いが強い。
「お金では幸せは買うことはできないが、お金が原因で生じる不幸は回避できる」みたいな格言を見たことがあるが、それに近いと思う。夫婦2人が1年間の育休を取ることによって、そうしなかった場合と比べてトータルで3〜4割前後収入が下がることになるが、その差額でこの安心を買ったようなものだと解釈している。
もちろん、ポジティブな側面もたくさんある。おっぱいをあげる以外のことはほとんど全部できるようになったし、子供のおもちゃに対する反応の違いなどを日々楽しんだりもしている。
刃を研ぐ
それ以外の面では、仕事に関するものでいうと、この期間を利用して「息の長い技術・知識」の獲得にチャレンジしている。狭い範囲でいうとLinuxの基礎やDBの設計論、リファクタリングの技術など。広い範囲だと、論理学など。この業界にいる限りずっとボディーブローのように効いてきそうな、「インスタント」とはできるだけかけ離れた知識をどんどん学んでいく所存。